単純温泉
成分含有量が規定値に達してなく、源泉温度が25℃以上あれば「単純温泉」となります。
まれに雑誌等で「単純泉」との記載を見かけますが、正式には「単純温泉」です。
現在、日本全国ではこの「単純温泉」が一番多いみたいです。
この単純温泉の意味は「単純に温泉だ」ということだそうです。
となりますと、極端な話、真水であっても、地中から湧き、25℃以上あれば「単純温泉」となります。
そして成分が1kgあたり1000mg未満であれば「単純温泉」になります。
(逆に成分が1kgあたり1000mg以上あれば、泉質名がつきます。)
ゆえ、成分が「薄い」ということになります。
ゆえ、いわゆる「湯あたり」する可能性は低くなりますので、長湯しても結構問題ないのでは?と思われます。
ゆえ、単純温泉の温泉に行きますと正直「ここのお湯って温泉なの?」って感じることございます。
無色、無臭、透明といった場合が結構あるからです。
それもそのはずで、近年は掘削(ボーリング)技術の発達により、地中深く掘って、水源に当たれば、ほぼ温泉となってしまいます。
(余談ですが、1m掘削するのに約5万円~10万円らしいです)
なぜなら、地表面より100m深くなるにつれ、約2.3℃温度が上昇するようです。
となりますと、地表面の温度が2℃あるところで1000m掘れば23度温度が
上がりますと、合計25℃となり、めでたく「温泉」となるわけです。
そんな施設がほんと多いようで・・・・
温泉法的には「温泉」になりますので、「温泉」で間違いないのですが・・・・
なんか、そんなんでいいのかいな?って気がしないでもないのですが、ま、そう決まっちゃてますので(^^;
しかし、由緒正しい?昔からコンコンと湧き出ている単純温泉はええとこが多いような気がします。
ちなみに私の中でのナンバー1の単純温泉は福岡県二日市温泉の「博多湯」さんです。
是非、機会がありましたら、訪れて下さいませ。
ちなみにたったの「300円」ですよ(^^)
ということで、まとめさせて頂きますと
単純温泉とは
・成分が薄い温泉
・湯あたりしにくいので万人に対してOK
・いわゆる温泉効果の期待は少ない
こんな感じかと思われます。