和歌山県の南紀白浜温泉の「国民宿舎ホテルシラハマ」。
写真の白良浜から徒歩5分ほどの小道沿いにあります。
国民宿舎ゆえ、とてもリーズナブルな料金で宿泊できます。
泉質重視の方にはオススメです。
建物はこのように「昭和感」がたっぷり。
幼少の頃へタイムスリップしたような気がします。
今回は素泊まりで利用させて頂きました。
【内湯】
「ホテルシラハマ」には内湯が男女別に1つずつのみ。
脱衣所から浴室への扉を開けるといきなり階段が。
この光景を見ると「アタリ」の予感が。
昔の温泉では動力が無かったためポンプアップできず、重力に反することなく、湧出場所より低い位置に浴槽を作らざるを得ませんでした。
なので、浴室内に階段で下る温泉はアタリが多いのです。
お湯はかなり強めの食塩泉(ナトリウム-塩化物泉)です。
湯口からは少~しですが、硫黄の香りも感知できます。
なんともいえない新鮮なお湯の香りが浴室に満ちていて、私としては「アタリ」でした。
泉質、鮮度に拘る方に、オススメの温泉です。
■温泉分析書
源泉は「生絹湯(すゞしの湯)源泉」になり、白良湯等と同じ源泉を使用されています。
また、掲示の温泉分析書によりますと泉質はなんと
「含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物泉」
めずらしく二酸化炭素が含まれています!
ただ、泉温が67.3度に引湯距離等を考慮しますと、二酸化炭素は抜けていると思われます。
また、こちらの分析日が平成5年のもの。
他の情報では生絹湯の泉質が「ナトリウム・マグネシウム-塩化物泉」と記載されている場合もございますので、ひょっとすれば、最新の分析では「ナトリウム・マグネシウム-塩化物泉」になったのかもわかりません。
ただ、間違いなく「いいお湯」でございました。
温泉好きな方には一度湯浴み頂ければきっとご満足頂けるかと思います。
※但し、日帰り入浴不可です。
※南紀白浜温泉では、白浜温泉旅館協同組合加盟のホテル・旅館に宿泊すると、加盟ホテル・旅館12施設の内、3ヶ所でご入浴できる 「南紀白浜ゆめぐり札(1300円)」をご購入することができます。
詳しくはこちらへ 南紀白浜ゆめぐり札 オフィシャルページへ
■南紀白浜温泉 国民宿舎ホテルシラハマ データ
- 住所
- 〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町御幸通り813
- 電話
- 0739-42-3039
- 源泉
- 生絹湯(すずしのゆ)
- 泉質
- 含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物泉
- (ナトリウム・マグネシウム-塩化物泉)
- 加水
- 無し(気候により有り。おそらく夏場のみだと思われます。)
- 加温
- 無し
- 消毒
- 無し
- 湧出形態
- 掘削自噴
- 泉温
- 67.3℃
- pH
- 6.73 (中性)
- 湧出量
- 210リットル/分
- 立ち寄り湯
- 不可
- ぐっちのお気に入り度
- ★★★★
■南紀白浜温泉 国民宿舎ホテルシラハマ 地図
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