駐車場に車を止めて、宿へ歩いていくと、まず驚くのがこちらの景色。
温泉の石灰ドームがお出迎え。
ここまでの析出は、こちらの温泉の濃厚さが十二分に伝わって来ます。
母屋は田舎の民家風な佇まい。
玄関を入ったロビーにあたる場所。
立ち寄り湯の場合、こちらでお支払いをします。
そして、母屋から案内して頂き、離れた場所にある浴室の建屋。
こちらの温泉について、あれこれ掲示されています。
こちらが、有名なメインの浴槽です。
大きく「薬師温泉」と書かれた板が掲げられています。
美しいっ!
透明ながらうっすらと鶯いろに色づいた湯。
そして、浴槽が析出物で分厚くコーティングされています。
浸かると、底に溜まった温泉の砂のような結晶が舞いあがり、みるみる白濁していきます。
しかし、少しすれば沈澱。
心の底から笑みがこぼれおちそうな素晴らしい湯です。
湯温は少々熱めの43~44℃程度だったような気がします。
浴槽の縁です。元の浴槽がどのような厚み、形状だったのかよくわかりません。
さらに、この緑色はきっとこの温泉が大好きなバクテリアのように思われます。
温泉が造り出すまさに芸術ですね。
ご主人に案内して頂いたもうひとつの浴室。
訪れた日は、こちらが女性用になっていたのだと思われます・
こちらも同様、浴槽はたっぷり析出物で覆われています。
さらに、もうひとつ小さな浴室。
こちらは、貸切利用の浴室だと思われます。
いつか、宿泊して、ゆっくり3ヶ所の浴槽を堪能してみたいですね。
浴室には、このようなご主人の温泉への思いがいくつも書かれていました。
ご主人の温泉への熱い思いが綴られていました。
湯上がり後に、有り難い事にご主人に缶コーヒーをご馳走になりながら、色々とお話させて頂きました。
ひと言でいえば、ご主人の温泉への思いがとても温かかったです。
このような方だからこそ、ここの温泉をずっと維持されて来られたんだと感じました。
ありがとうございました。
温泉データ
住所 |
〒878-0402 大分県竹田市直入町大字長湯3538-2
|
---|---|
電話番号 |
0974-75-2912
|
泉質 |
ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
|
泉温 |
51.0℃
|
pH |
8.5 (アルカリ性)
|
湧出形態 |
掘削自噴
|
湧出量 |
127ℓ/分
|
加水 |
なし
|
加温 |
なし
|
消毒 |
なし
|
ぐっちのコメント |
大感動の湯。いわゆる長湯温泉の湯とはかなり異なる。というより、こんな湯に入ったことが無い。どこにも似ていないオンリーワンのような気がする。強いて言えば、熊本の弓ヶ浜温泉の湯楽亭だろうか。
カルシウムとマグネシウムの結晶の粒子が湯底に大量に沈澱し、さらに浴槽に分厚く析出というより、堆積している。
さらに湯は鶯色を呈し、とても美しい。マグネシウムやカルシウムを豊富に含む湯ならではの心地よいキシキシ感を感じるも、とても心地よい浴感。
長湯に行くたびに訪れることになりそうだ。
|
ぐっちのお気に入り度 |
★★★★★★★
|
2015年11月訪問